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そばの由来

そばは八世紀に大陸より朝鮮半島を経て日本に渡来し、奈良時代に食用となりました。
当時はそば粉を湯でこねた「そばがき」や「そばだんご」が一般的だったようです。
後に麺状(そばぎり)となり庶民に広まったのは江戸時代、1814年の「大坂繁花風土記」には年越しそばに関する
記述が残っていることから、1814年には江戸で「年越しそば」が文化として定着していたことが窺えます。
福井(越前)では、戦国大名朝倉氏の七代目、朝倉孝景が、異常気象や災害に伴う飢饉や戦時のための非常食として
蕎麦の栽培を奨励したと言われています。
種まきから収穫まで75日という短期間と、さほど土壌を選ばずに育つという特徴が戦国の世に重宝がられたのでしょう。

越前そばの由来

1601年、府中(現越前市)の城主がそば師を伴って赴任しました。
麺状のそばに「大根おろし」を添えて食したとあるのが現在の「おろしそば」のはじまりと
伝えられています。この「おろしそば」が「越前おろしそば」として全国に広まったのは、
1947年(昭和22年)に昭和天皇が福井を訪れた際、おろしそばを2杯もお召し上がりになり、
その後そばの話題となった時「あの時の越前のそば・・・」とお言葉にされたことが、
「越前そば」命名の由来とされています。

玄そば

そばの実は脱穀・乾燥を経て製粉されますが、殻のついたままの実を「玄そば」と言います。
「玄そば」は収穫後も生きている種実のため、発芽に向かうエネルギーをもっています。
そのため、貯蔵するには低温低湿管理し、一種の冬眠状態にして保管します。
こうした状態の「玄そば」は鮮度が損なわれず、挽きたてのものはより豊かな風味を味わえます。

福井のそばが美味しい秘密

福井は昔から水の良いところとして知られています。
水質のよい伏流水に恵まれ、名水百選に名を連ねる名所が幾つも点在しています。
さらには、長い歴史の中で福井を流れる川が氾濫を重ねて、豊かな大地を形成しました。
その大地が質の良いそばを育み、みずみずしい大根を育ててきたのです。
水と、水によって育まれたそばと大根が、「越前おろしそば」独自のおいしさを生んでいるのです。

 

大根にはジアスターゼ(別名アミラーゼ)と呼ばれる消化酵素が含まれており、
胃腸の働きを助け消化不良を解消したり、胃酸をコントロールして胃もたれや胸やけを防止する働きがあります。
大根はすりおろすと、「イソチオシアナート」と呼ばれる辛味成分が生成され、
この辛味成分には、抗菌作用や抗がん作用があると言われています。

そばには主成分であるでんぷん質の他に良質のたんぱく質、ビタミンB群が豊富で、
特に、疲労回復役立つといわれるビタミンB1、細胞の再生や皮膚や粘膜の保護する働きのあるB2が
多く含まれています。また、そばには抗酸化作用を持つポリフェノールの一種であるルチンが多く含まれ、
ルチンには毛細血管を強くし、血流改善効果があり、心臓病や動脈硬化、高血圧など、
生活習慣病の予防に役立つと言われています。